業者の独自ルールで費用が発生する
不用品の無料回収を謳いながら実際には高額な費用を請求するケースがあります。不要品の回収そのものは無料ですが、車両への積み込みや廃棄などの付随作業は有料としているためです。また、一定量以上の不用品回収は有料になるというケースもありますが、これらのトラブルは多くの場合、業者が独自に定めたルールが原因になっています。中には見積もりを行っただけでお金を求めることもあるので注意が必要です。特に悪質な業者の場合、高額な費用を請求して回収した不用品を不法投棄することもあります。依頼した側は正規の手順を踏んで適切に処分するだろうと考えますが、お金を取りつつ、法律に抵触する方法で廃棄する悪質な業者が存在するのも事実です。
一般家庭の不用品を処分するための許可を得ていない業者は避ける
一般家庭の不用品を廃棄物として処分する業務を行うには一般廃棄物処理業者として、市区町村からの許可を得る必要があります。無料回収を謳う業者の中にはこの許可を得ていないもぐりの営業を行っている所もあるので注意しなければいけません。無許可業者に不用品回収を依頼した場合、業者の違法行為で生じたトラブルに巻き込まれるおそれがあります。また、無許可と知りつつ利用した場合は悪質な行為と見做され、刑事罰の対象になる可能性も否定できません。トラブルを避けるためにも無許可の業者は利用しない、費用が嵩むとしても地域のごみ出しルールに沿った方法を選ぶなどの姿勢が求められます。
特にテレビや冷蔵庫など家電リサイクル法の対象品や有害な物は正しい方法で処分しなければいけません。